間も無く竣工します。
今週末の足場解体を前に、打ち放し外壁面の最後のチェック。
商店街に現れたコンクリートの塊。
角地であること、隣地境界に面していても、比較的良好な採光が望めることから。1階から4階までの全室が
角部屋となっています。中庭を囲むような配置で、各住戸の出入り口が階段室を囲みます。
基本設計時の打ち合わせ図面。C号室、D号室の玄関やキッチンのレイアウトをスタディしてますね。
自転車を持ち込めるような広い土間玄関を模索したりもしてました。
そんなこんなの検討を経て現場が始まる。
現場が始まるのにあたって、現場打ち合わせに持参した断面の寸法や納め方の方向性を指示したスケッチ。
ファミレスでも電車の中でもA4グリッド紙にボールペンで描いて、コンビニに入ってPDFにして現場に送る。
間違えてもホワイト修正液でドボドボ直して、上からグイグイボールペンで描く!消えないボールペン派です(笑)
設計者の図面やスケッチを下に、施工会社がおこした躯体施工図。
寸法や壁の位置、仕様に誤りがないか、納まり上の問題点がないか…チェックしていきます。
照明やスイッチ、コンセント類のチェック図も同じです。
この他にも給排水だったり、ガスだったり、エアコンのルートだったり、
チェックが続きます。
建物の真ん中にある階段室には、屋上のトップライトからの光が落ちていきます。
オセロの如く、角を抑えた吹き抜けが1階まで繋がります。
階段と廊下の間に差し込んだ一枚の板のようなスチールフラットバーの手摺壁。
これも金物屋さんよりの製作図をチェックバック。
階段は清水建築設計店の集合住宅では、すっかりデフォルトになった片持ちのRC階段。
基本設計時の検討3Dです。様々な検討、チェックを経て、建築が出来上がる。
仕上げに取り掛からない、まだスケルトンな階段室。骨が大事。
屋上のトップライトから光が落ちてくるプチ吹き抜け。
二方向の道路に面して開口を持つ102号室。不動産屋的な床面積による評価では、
納まりきらない広さを感じる住戸。
下地がむき出しの住戸もいままさに、
白く仕上げ中。
商店街の中でやや塊感のある打ち放しの外観から、閉ざされてるけど天から光が落ちる階段室を進んでいくと、
たどり着く白い部屋。活気のある東京っぽい商店街に面して、裸で安心できる場所を目指してます。
この東雪谷の賃貸集合住宅については下記のサイトを御覧ください。
まもなく内見も可能になります。
次回のブログでは、もう少し仕上げが進んだ状態をご紹介します。
こうご期待。
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