開店!綱島東「らぁめん こう」(その2)/らぁめんは内装を駆逐する [works 店舗]
綱島駅から綱島街道を日吉方面に徒歩10分、某リンゴマーク企業の研究所が出来ると噂の工場跡再開発地の近く、
綱島東郵便局の向かい辺りに開店なった 「らぁめん こう」
肝心のらぁめんの味は…
開店の夜にお世話になった大工さん、設計のお手伝いいただいた教え子サトウ君達とお伺いしました。
まずは瓶ビールで乾杯 居心地はいい感じ。よかった(>_<)
つまみのチャーシュー。
らぁめんの出汁だろうか、ほんのり煮干しの香りがしつつ、濃いめの味付けにビールが進む。
餡がたっぷり詰まった焼き餃子に、さらにビールが進み…、
ピリ辛かつ甘さの効いた麻婆豆腐。具のボリューム感がイイ。
ビールがさらにさらに進むのであった!
そして、締めのらぁめん。
自家製麺、煮干しが効いた、あっさりした醤油味。
塩加減もちょうどいい、スープが飲み干せる感じです。
無化調だからか、ビリビリしない( ̄O ̄;)
量もちょうどいい。
チャシューが濃いめの味付けなので、あっさりしたスープに合います。
美味しかった(^ ^)また食べに行きたい。
ビール頼んで餃子頼んで、もう一品食べて、締めにらぁめん!ができる正しい中華屋さんです
綱島東3-5-6にある「らぁめん こう」さん、
日曜定休
昼:11時半?15時
夜:17時?20時
の営業です。
よろしくお願いします(^ ^)
開店!綱島東「らぁめん こう」(その1)/らぁめんは内装の夢を見るか [works 店舗]
清水建築設計店にて手がけた「らぁめんこう」、3月9日に開店しました。
綱島駅から綱島街道を日吉方面に徒歩10分、
某リンゴマーク企業の研究所が出来ると噂の工場跡再開発地の近く、綱島東郵便局の向かいです。
以前は歯医者さんだった内装を全部剥がしてつくりかえるのではなく、
必要なところを「足す」ことで飲食店をつくっていく。
合板を化粧材として貼り足した箇所は、引越しの際に穴の空いた天井や壁だったり、
新たに付け加えられた厨房やカウンターの仕切り壁だったりします。
看板の文字はオーナーの奥さんに書いていただきました。自分たちのお店である証。
ラーチ合板の壁や天井、カウンターの着色には東京デザイン専門学校の教え子さんにお手伝いいただきました。
みんなありがとう!
身近なこと、普通に街にあること、普通に美味しい店って、どんな店だろう。
綱島の駅近ではないけど、周りには住宅が立ち並び、子供とお母さんが遊ぶ公園がある。
職人さんがいっぱい働く再開発の現場もあるけど、畑もある。(故郷の福井に居る時はよく見た風景だ)
そんな身近な場所にあるらぁめん屋さん、気さくに入って、気軽に食べるらぁめん。
職人さんが、がっつりお昼を食べに来る。
お母さんが娘と、のんびりらぁめんを食べに来る。
1日の疲れを飛ばしにとりあえず、ビールと餃子を仕事帰りのサラリーマンが頼む。
近所のおばあさんもやってくる。
そんな普通の中華屋さん、らぁめん屋となるには、どうしたらよいか?
それが今回の設計(=デザイン)における問題設定でした。
内装でどんなに頑張っても、結局らぁめんが美味しくないと意味がない。
むしろ内装よりも、らぁめんがガンバッテルお店のイメージをつくりたい(>_<)
美味しいらぁめんをオーナーさんがつくることを祈りつつ、清水建築設計店は何をすべきか?
らぁめん、とか餃子を食べてることを邪魔しない、あるいは料理を囲んでいる瞬間を邪魔しない場所、
仕上げ、空間のスケール…、それを探していくことが、設計における問題解決だった。
以前あった店舗の仕上げが残った躯体を、あたかも敷地にみたてて、敷地の条件を盛り込むように
仕上げのかたちを決めていく。
以前の店舗のスケール感、新たならぁめん屋さんのスケール感が折り重なっていくことで、
歴史ある街並みがつくられるようにインテリアをつくれないか…、そんなことを考えてました。
さて、肝心のらぁめんは?
次回に続きます…!
綱島東3-5-6「らぁめん こう」
日曜定休
昼:11時半〜15時
夜:17時〜20時
クルックスカフェお台場店(S.A.W.アーカイブ) [works 店舗]
「カフェクルックス」は、フリーになって初めての仕事でした。
ギリシャや地中海をイメージしたカフェ。
お台場のオフィスビルのなかで、地中海の青い海や、明るい日差しをどこまでイメージ出来るのか。
彼の地の海辺にみる白い壁。
ペンキでおおざっぱに塗られた木の扉や窓枠のブルー。
高い天井に並ぶイカ釣り船の電球のような照明。
かつて船の甲板(デッキ)にも使われていたチークの床材。
お台場のどこかにひっそりあります。