手仕事はつづく/匠弘堂の八角堂 [見聞記いろいろ]
ある夏の日の都内某所、あるお寺の境内で施工中の、八角堂の現場見学へ。
福井大学時代、音系サークルの先輩であり、
一緒にバンドを組んでた横川シャチョー率いる匠弘堂が手がける現場だ。
<匠弘堂HP>
何度かブログに登場している横川シャチョー
「2013年、帰省のドライブで白い龍をみる/白龍、吉田酒造へ」
境内の端っこにある落ち着いた高台に組まれた足場の中に入ると、
八本の柱が建ち並んでいる。
その昔ローマでみた円形神殿を思い出したりする。
見上げれば、垂木その他、中心に向かって集まる様が、サスガに強烈だ。
木を削って、枡形や梁がナナメに緻密に組み合う 気持ちよさ、
丁寧さ、清々しさが好き。
僕は和風に感じる。
ワビとかサビとかも和風だけど、これから割り箸をパチンと割る前、
のような白木のピタリ感が好き(>_<)
文字カッコイイ。
ひとつの材料を適材適所、いろんなカタチに加工して、組み合わせていることに、
あらためて感心。
これは何の部材だ?
図面を見せて貰うと、ステンドガラスを納まる木枠だった。
お寺にステンドガラス!
色んな文化を取り込む「和風」らしい。
何だろう、ナポリタン?スパムおにぎり?アボカド巻き?
そんな妄想と関係なく、若い大工さんは木枠にひたすら鉋をかけるのであった。
久しく見なくなった鉋屑(かんなくず)。
タワーの見える東京のド真ん中に、まだまだ手仕事でつくられる建物。
竣工したら、また見に来よう。
2014-09-08 21:15
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