恋の馬込チューニング! [works リノベーション]
環七を跨ぐ東海道線、さらにその上を行く東海道新幹線、ついでに歩道橋…。
戦後の高度セイチョー期に構築された工作物群がダイナミックな、
大田区は馬込にあるマンションの一室にてリノベーション工事が進行中です。
横っちょに廻ると、オモテのダイナミックなスケール感に比して
ちょっとノンビリした感じで住宅やミドリが拡がる風情。
既存の3DKは、
鉄筋コンクリート造の柱や梁が縦横無尽に天井を走ってチョット頭の上がうっとうしく、
部屋数をかせぐあまり仕切られすぎて、狭苦しさすら感じた既存の間取り。
天井を撤去、矩体を露出して、頭の「抑えられ感」をなくす。
部屋を仕切っていた壁も全部撤去して、
鉄筋コンクリート造のブットイ柱や梁の覆われ感が逆に「安心感」につながるように、
空間の雰囲気を「チューニング」していく。
間取り的には既存の3DKと同じだけど、各部屋の仕切りを全部建具にすることで、
3LDKはモチロン、2LDK、1LDK、イヤイヤもうワンルームとしても使えるように、
間取りがトランスフォームする。昔の日本間と同じですな。
高度セイチョー期なスケールを持つ矩体のダイナミックさを感じつつ、
人が住まう丁度イイ大きさをつくるための仕掛けを、建具でつくる。
7月初旬に完成予定、延べ床面積70㎡位の賃貸マンション「馬込チューニング」
詳細は、またの機会にブログに載せていきたいと思います。
2012-06-12 01:27
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