今年最初の寄り道に/東大寺大仏殿 [日々の雑記]

二十数年ぶりに訪れた奈良、東大寺。
南大門はドライな位、力強い。
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東大寺

正月の帰省から、東京へのUターン。
まっすぐ戻らず、奈良・京都に寄ってみた。
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やはりシカがいる。セント君もいた。 
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大仏殿への参道に並ぶ僧坊や堂塔を囲む土塀に映り込む、樹木のシルエット。
朽ちた土塀に感じる、時間の流れと、
1300年変わらず土塀に影を映し続ける、同じ時間の流れ。
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久方ぶりの大仏殿は、近付く毎に大きくなっていく。
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遠くからだと、屋根ばかり目立つ気がするのだけど、
近付くほどに屋根は小さくなり、
手を広げたような軒先の水平感に変わって、
足元まで来ると結構な高さの基壇と正面の唐破風のせいか、
垂直感が際だってくる。
「天竺様」という独特の構造形式からくる、構造的なダイナミックさ、
屋根の「飛び出し感」、部材の積み重ね感の迫力がある。
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メカニカルというか、ハイテックな香りというか、
ドライで、コンビナートの構造物を見上げるような、人工的な力強さを感じる。
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ただ、大仏サンには、ちょっと窮屈そうな空間にも感じる。
奈良時代の創建当初は間口が、
江戸時代に建てられた現在の建物の1.5倍あったようだし、
鎌倉時代に再建された時には、
天井が貼ってなく屋根裏まで空間が伸び伸びしていたともいう…等々、
三度目の大仏殿訪問で、大仏様の周りを結構グルグル廻り、
若い頃よりテンションが上がってキョロキョロしている自分に、
ちょっとニヤニヤするのでありました。
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寄り道は続きます。

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