天空のハラッパ/宮前の住宅、草屋根の経過観察に [works 住宅]
入道雲が、ちぎれたような夏の終わりの、曇り空がひろがる。
去年竣工した杉並区は宮前の住宅、屋根緑化の経過観察に伺いました。
去年のアツーイ夏は、引っ越してきたばかりの芝に取って、
決してよい環境ではなかった。
今年は初夏より、芝の生育状況を観察。
去年のような暑さでなかったことも幸いしてか、
風や鳥が運んできた雑草もしげる、
秋風にたなびく原っぱのような草屋根に。
天空のハラッパから道路を見下ろす不思議さ。
何気ないフツーの緑を、どこにいても見て、感じられることは、
やはり気持ちイイ。
フツーの環境にあることを目指そう。
これからも草屋根の生育を見守っていきたいと思います。
お伺いさせていただき、ありがとうございました。
宮前の住宅2010については、清水建築設計店HPにてもどうぞ!
2011-09-01 00:35
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コメント(2)
これは素敵ですね。僕は住む家なんて、どんな所でもいいと思っていたのですが、屋根が原っぱの家は住みたいです。
また完全に手入れされた芝でなく、適度に雑草が入り混じった自然さが原っぱの屋根を一層楽しく、そして味わい深い空間にしてくれてますね。鳥が訪れ虫たちも住んでくれたら最高です。心が豊かになりそう。素敵な家です。
by 小倉屋ようかん (2011-09-01 01:36)
小倉屋ようかん様
お褒めのコトバを頂き、ありがとうございます。
屋根の上ですから、ハラッパに飛び出すことは出来ず共、
眺めて暮らせる何でもないミドリ、雑草かもしれないけど、鳥とか虫とかがむしろ住んでいそうな生き物としてのミドリを眺めて暮らせることが大事なのかなと思います。
ハラッパを通して世の中を見ると、どんな風にみえるのだろう。
ハラッパというフィルターを通して、世界をみている家です。
by 清水建築設計店 (2011-09-06 17:54)