交差点を記録する/写真には旧いものも新しいものも等しく写る。 [日々の雑記]
天気が良ければ、
暑かろうが寒かろうが都心の移動はスクーターが基本だ。
写真はYAMAHAのBw's125。我が愛車デス。
一昨日7月27日の移動距離を集計してみると、
自宅〜渋谷の学校(6.5キロ)、渋谷の学校〜虎ノ門(6.3キロ)、
虎ノ門〜荻窪の事務所(17キロ)、荻窪の事務所〜自宅(7.7キロ)で
計37.5キロになった。
計算してみると、けっこうある。
渋谷の学校とか、荻窪の事務所とかに行って戻るだけなら、
自転車の方がむしろ便利なのだが、
学校やら打合せやら現場やら移動しながらとなると、都心はバイクだ。
電車も読書ができるからよいのだが、今日の流れで行くとバイクだ。
虎ノ門からの帰り道、交差点で東京タワーを見つけてカメラを取り出す。
震災で曲がったという話を、実際に確認。
直さないでいてほしい。忘れないために。
国道一号線沿いのどこかの交差点。雲がキレイ。
旧山手通りと246が交差する神泉町交差点。
上を行く首都高はいつでも工事中だ。それが東京のスタンダードだ。
山手通りから駒場東大前を通り、東北沢駅の踏切に。
ここも小田急線の地下化に伴って、もう長いこと工事中だ。
でも、何年か先工事が終わればここで立ち止まらなくなる。
井の頭通りに出て、環状七号線の大原二丁目交差点。
井の頭通りは環七まで片側1車線が3車線に大分拡げてきたけど、
今度は環七よりさきで、「混じり合う」状態が始まる。
環七と甲州街道との大原交差点を抜け、
方南通りに入って大宮八幡前にて停車。
ここまで来るとノンビリしてきた。とりあえず工事中じゃないし。
荻窪の事務所への近道にはいった、ある交差点。
ここでは一戸一戸の住宅がたまに、ひっそりと建て代わっていく。
先日、テレビのアナログ放送がデジタル波へ移行したときも感じたことですが、モノゴトは旧いものから新しいものへ移り変わるとき、
世界中が一度にガラリとはかわらない。
ユルイ時間の流れの中で、ポツポツと、
時には歩みを早めてワーッと、でもある時間の流れのなかで
ふるいものとあたらしいものが、混じり合いながら移り変わっていく。
これが、当たり前のことだと思う。
新旧が混じり合っていることが当たり前だからこそ、
新しいモノコトだけで構想された世界を前提に、
世の中をみることには無理があるし、
旧いモノコトだけで、世界を変えないで過ごすことは不可能だ。
……東京のいくつもの交差点を通過し、また止まりながら
そんなことを考えた。
そういえば、オペラシティにて
ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展日本館で行われた、
「Tokyo Metabolizing」の帰国展も行われている。いってこよ。
最後の写真は3週間ほど前、新宿にて。
2011-07-29 21:26
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