アクロス・ザ・ユニバーサルデザイン/トリニティドライブ試乗 [見聞記いろいろ]
チョット曇り空の日曜日、
ハンドサイクル TORINITY DRIVE を試乗する。
久方ぶりに首都高に乗り、気持ちよく新木場まで。
途中気持ちよすぎて道を間違え、
レインボーブリッジを2度ほど渡りましたが、何とか若洲に到着。
若洲海浜公園にて6月4日、5日の土日に行われたアートイベント、
シーフロントインミュージアム イン サマー2011
会場に着くと、芝生の上にポツリポツリと点在する、
参加されているデザイナーの方々の作品がお出迎え。
展示会場やお店の中、あるいは住宅の室内に置かれるはずの、
日常的な家具の役割を超えて、ノンビリ芝生の上に佇む、転がる、
あるいは子供達に遊んでもらったりしている椅子たち。
芝生の向こうに拡がる東京湾と、大きなソラ。
もう少し天気が良ければナァ。
海に向かって踊るのは気持ちよさそうだ。
ハンドサイクル、トリニティドライブをデザインした
テコデザインの柴田映司氏。
僕には学校にて同じ生徒達を教える柴田センセイでもあります。
颯爽とトリニティドライブを操る柴田センセイ。
またがると目前にはハンドル兼ペダルがある。
フレームの形状、溶接、パーツの選択…etc、
自転車好きの柴田センセイらしいデザインがステキだ。
ハンドル(ペダル?)を手前に引く様に回すと、
トリニティドライブは予想以上に軽く動き出した。
変速も付いているので、結構な速度も出る。
直進安定性も良い。
コーナーリングは自転車のようでもあり、
バイクのようでもある。
前輪駆動かつ前1輪という今まで乗ったことのない操縦感覚。
その用途から考えれば、クイックあるいはタイトに曲がる
コーナーリング性能は必要ないのかもしれませんが、
そうなるといいナァという可能性を感じさせる乗り物。
いや用途とは別に、この乗り物を面白いと思って、
どうやったら上手く乗りこなせるかトライしている、
いや、トライする気にさせる乗り物であることがステキだ。
下の写真及びブログ冒頭の写真は試作第1号車。
車輪が大きい。最初に乗った2号車に比べると重心の高さを感じる。
成り立ちが下肢障害の方の為に考えられた自転車であり、
それが故に三輪であり、ハンドサイクルであるのだけれど、
単純にこの自転車を見て、乗って、
「カッコいい」とか「乗りたい」とか感じる自分…。
もう20年以上前になるけれど、大学生の時、
川崎和男先生が、ご自身がデザインされた車椅子canaに乗って、
学校に現れた時、同じように感じたことを思い出した。
車椅子であるとか、
特別な自転車であるとかそういうことを頭で考えてしまう前に、
そのスガタやカタチを一目見て、
「カッコいい」とか「乗ってみたい」とか、
「遊んでみたい」とか「ウィリーしたい」とか、
「峠を攻めてみたい!」…等々と感じること、
感じさせることは、
その乗り物に注がれたデザインの力ゆえ、ではないでしょうか。
他にもチョット変わった自転車がありました。
下の写真、イギリス製の四輪駆動の自転車にも試乗。
カートのような低い視点が面白い。
これも欲しい一台。
リヤカーもつけれます。
コストとか、法規とか交通安全とか、いろいろありますが、
世の中はもう少し、
いろいろなタイプの自転車を選択、流通出来た方が楽しい気がします。
柴田さん、ありがとう。そしてお疲れ様でした。
トリニティ・ドライブのさらなる改良、
そして再度の試乗の機会、楽しみにしてますよ!
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