そして今年もひかりを運ぶ/ひかりうんそう2010 [workshopひかりうんそう]
前回9/24のブログで紹介した、
福井ひかりアートコンペ2010に出展するため、
福井県は福井市に行ってきました。
金曜日深夜に東京は荻窪の事務所を出発。
土曜日の朝からセッティングです。
夕方6時より点灯。
ひかりうんそうの今年の出展作品の題名は「ひかりとり」
以下出展に際し、作成したコンセプトです。
「ひかり」に癒しを求めるとき、
「ひかり」は「あかり」となり、
人の心に灯を点す。
「ひかりとり」は、
みんなの心に灯を点す。
「ひかりとり」は、
みんなの心の灯を集める。
12の窓からあふれる「ひかり」に
豊かさを感じて欲しい。
みんなの癒し、みんなの豊かさを
「ひかりとり」に分けて欲しい。
「ひかりとり」には12の扉があります。
扉の裏側、つまり箱の内側向きに鏡が貼ってあります。
扉を開けると角度により箱の外側や、ひかる内部が映り込んだり、
自分やまわりの風景が映り込んだりします。
暗闇では人はモノが見えません。
ひかりあるからこそ、この世の中をみることが出来ます。
世の中をみる、とらえる、交わるということは、
人がひかりを自分のモノにしていく過程だと考えます。
人が「ひかり」を捉える有り様を如何に「かたち」にしていくか。
暗い夜道、家々の窓からもれる光。
誰かが待つ我が家に辿りついて、玄関を開けたとき、飛び込んでくる光。
あるいは、家で待つ人にとっては、
我が家に帰ってくる君こそが「ひかり」なのかもしれません。
去年と比べて、展示スペースはよい場所だっただけに、出展数が少なくもったいない気がしました。
見識あるデザイナーや美術館の学芸員の方々を毎年審査員に呼ばれたり、
制作費になりうる額の賞金を設定したりしている割には、
応募が少ないのは何故でしょうか。
とはいえ、このアートコンペの良いところは、
制約があまりなく誰でも応募できること。無差別級です。
僕にとっては、研究活動であり、協力してくれる教え子達への
教育活動でもあり、知人を巻き込んでのお祭りであり、
母親を喜ばす帰省でもあります。
入賞しても、経済的には潤いません。( T T )
ひかりうんそう、運送屋なのに
東京から福井までひかりを運んで赤字です(笑)
でも、楽しいですよ。
2010-09-29 22:40
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コメント(2)
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準グランプリおめでとうございます!
毎年楽しみにしていました。
今年も輝かしい成績、本当に良かったです。最高!
打ち上げは次郎吉かな・・・?
それとも・・・。
by ソウイチロー (2010-09-30 00:50)
お疲れ様。
準グランプリおめでとう!
こどもたちが集まってる写真良いですね。
キューブリックの映画のモノリスのシーンのようです。
ここからはじまるんです。きっと。。。。
by kit-a-no (2010-09-30 09:24)